RIDEWINの浦井です。
今回はSTAHLWILLE(スタビレー)のトルクレンチの紹介です。
感覚だけでボルトの締め付けを行っていませんか?
締めすぎてボルトをねじ切ってしまったり、緩くてボルトが脱落してしまったり...
ご自分でオイル交換をする方も多いと思いますが、締め付け不足で走行中にドレンボルトが脱落してしまうと...
大変なことになってしまいますね。
安全に整備していくためにトルクレンチ等の使用をおすすめします。
上から
80N-400N
40N-200N
10N-50N
となります。
バイク整備に使用する規定トルクによって使い分けをしています。


右端の緑色のつまみを引っ張り、回すことでトルクの設定ができます。
心地いいクリック感と見やすいダイヤルで使いやすいですね。
レンチ側の差込径が合えば9.5(3/8)と12.7(1/2)のソケットを両方使うこともできます。
向きを変えれば逆ネジタイプもトルク管理することができます。
私もスタビレーのトルクレンチを使用しています。
こちらは
40N2-00N
20N-100N
6N-50N
となっています。


このクイックタイプはレバーを押し下げて目盛り部分を左右にスライドさせるだけでトルクを設定できるので素早い変更が可能です。
スタビレー製トルクレンチ最大の特徴は内部の構造にあります。
一般的なトルクレンチは内部にスプリングが入っていますが、スタビレーの場合は板バネが入っています。
一般的に使用後は0Nに設定してスプリングのテンションを抜いて保管(ゼロリセット)が必要となります。スプリングの劣化は狂いの原因となるため内部構造物の質で値段が変わってくるみたいです。
しかしながらスタビレーは通常時板バネに力がかかっていないので、ゼロリセットをしなくても良いと言われています。
興味のある方は調べてみると面白いかと。(この記事書くためにいっぱい調べました。)
スタビレーのトルクレンチは非常に高価ですが、一生物の工具です。