1型KATANAにスズキクラッチアシストシステムを流用

こんにちは。はっし~です。

今回は2019年式のGSX-S1000 KATANA(以降、1型KATANA)に2022年式のGSX-S1000や2型のKATANAに搭載されているスズキクラッチアシストシステム(S.C.A.S)の流用についてです。

お客様からのご依頼で1型KATANAにスズキクラッチアシストシステム(SCAS)を流用しました。

1型KATANAのクラッチは重いことで有名…

長距離ツーリング時の乗り初めは

こんな感じ。しかし、重いクラッチを

このように操作していると

とても辛くなります…

自分はKATANAを所有していませんが、その気持ちはとてもわかります。わかりみの鎌足です。

2型KATANAのクラッチを流用することで操作力を低減できるのが今回のカスタムの大きなポイントです。

そもそも、スズキクラッチアシストシステム(S.C.A.S)ってなんぞや?ってことで採用車種の1つであるGSX-S1000GTのカタログをスズキのホームページで見てみました。
以下、カタログの説明です。

スズキクラッチアシストシステム(S.C.A.S)
傾斜したクラッチプレートドライブカムが内蔵され、加速時にはアシストクラッチとして機能し、エンジン出力を効率よく伝達しながらレバーの操作力を低減。
長時間のツーリングでの疲労を軽減する。シフトダウン時には、クラッチプレートの圧力を下げスリッパークラッチとして機能し、スムーズなシフトダウンを実現。

 

fig.1 スズキクラッチアシスト概念図

 

クラッチが軽くなるってことですね。

手がオイルまみれで作業時の写真は撮っていなかったので拾ってきた画像で見た目を比較。

fig.2 1型KATANAのクラッチ

 

fig.3 2型KATANAのクラッチ

大きな違いはクラッチスプリングが6本から3本になっていること。
スプリング本数が減れば軽くなりますね。

納車時にオーナー様が「クラッチが軽くなってる!」と仰っていたので効果は感じられると思われます。

ニュースサイト等でも、「従来型(1型KATANAのクラッチ)と比較してクラッチレバーの操作力が20%低減」と書かれているので体感できそう。

今回は1型KATANAへの流用でしたが、同じコンポーネントを持つモデルチェンジ前のGSX-S1000にも流用可能です。
また、施工実績はありませんが、K5からK8までのGSX-R1000にも流用可能かと思われます。

今回の流用が気になった方、該当車種で少しでもクラッチを軽くしたい方は弊社までお問い合わせください♪

ではまた。