みなさまこんにちは。RW はっし~です。
今回のブログはGSX-R1000Rのメンテナンス作業についてです。
最近はハヤブサの作業が多いですが、
ハヤブサ以外の車種の作業も行っております!
ハヤブサ専門店ではありませんので、他車種のオーナー様もウェルカムです!
前置きはここまでにして、本題に入ります。
今回のメンテナンス内容は
・FフォークO/H
・リンク周りのグリスアップ
・ステム周りのグリスアップ
となっております。
メンテナンス対象のR1000Rは2018年式で走行距離が約7000km。
オーナー様によると、サーキット走行メインでストリートではあまり乗らず、普段は室内保管されているとのことです。
とても綺麗でかっこいいですね!
・FフォークO/H
シール類とフォークオイル交換を実施しました。
写真は分解時の状況です。
オイルが汚れていますね。
サーキット走行メインだと走行距離が嵩んでいなくてもこれだけ汚れます。
洗浄後、シール類を交換して組付けました。
手がオイルまみれでしたので作業中の写真は割愛させていただきます。
・リンク周りのグリスアップ
リンクロッドのニードルベアリングとスイングアームのベアリングのグリスアップを実施しました。
リンクロッドの状況
メーカー出荷状態のままなので、グリスが少ないです。グリスが概念化してますね…
※スイングアームのベアリングも同様の状態でした。
清掃して
グリスを盛ります。
これで安心です。レーサーと同様の組み付けを行い、作業終了です。
・ステム周りのグリスアップ
今回の作業で一番驚いた部分です。
グリスアップするため、バラしてみると
上側
うーん…
グリスが足りないです…
出荷状態なら仕方ないです。
下側
え?
グリスがないし、錆びてるし…
この状態のステムベアリングは見たことないです…
ということで、ステムベアリングの交換実施です。
新品と旧品の比較。
全然違いますね~
交換後、グリスを盛ります!
出荷状態と比較にならないくらいモリモリです!
メンテナンス作業は終了です!
最後に
新車or中古で買ったばかりだからグリスアップはしなくても大丈夫ではありません。
室内保管していても、今回の車両のようにステムベアリングが錆びることがあります。(注:今回の状態はレアケースですが…)
なるべく早いタイミングでこのような作業を行ったほうが、より快適かつ安全にオートバイに乗ることができると思います。
また、このようなメンテナンス作業をされたことがないのであれば、愛車に永く乗るためにも一度作業を行うことをオススメします。